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宣教師として日本に来るべきでない理由

リチャード・ブラッシュ · 2020年11月5日 · 約3分で読めます

日本で働く宣教師が書くような記事ではないかもしれません。

最初に、大きな断り書きを一つしておきます。神はご自分の民を、さまざまな形でご自身に仕えるよう召しておられます。私は、誰かの召命や宣教のビジョンを否定したり、疑ったりするつもりはありません。この記事では、一般論を述べます。もちろん、一般論は真実ですが、それは「一般的には」という意味においてです。

そのうえで、結論から言います。日本人に福音を伝えたいと願っていて、自分自身は日本人ではないという方は、おそらく今いる場所にとどまったほうがよいでしょう。

なぜそう言うのか。私の経験から、二つの理由があります。

1. 日本人への伝道は、日本国内よりも海外のほうが実を結びやすい。

実際の経験談も、宣教の現場での確かな実感も、このことを裏づけています。宣教師や海外在住の日本人に関わる働き人が共有している統計によれば、日本人が日本の外でクリスチャンになる可能性は、日本国内の約30倍だといわれています。これは、福音を語ってくれるクリスチャンに出会いやすいとか、健全で活力のある教会に触れやすいといった理由(それも事実ですが)だけではありません。海外へ出る日本人は、たいてい時間に余裕があり、新しい考え方や生き方に対して、国内にとどまっている人よりも開かれているからです。

私たち夫婦は、イギリスのオックスフォードで5年間、日本人への伝道に励みました。ほかのイギリスの都市でも、日本人と出会い福音を分かち合おうと努めた期間が、合計で7年あります。こうした場では、日本人と会話を始め、関係を築き、教会や聖書の学びに誘うことが、比較的たやすくできました。どれも「不自然」なことではありませんでした。神の恵みにより、霊的な関心を持つ人が見つからずに困ったことは一度もなく、回心する人が絶えず与えられました。

日本に来てからは、そうではありませんでした。夫婦で日本に住んで7年になりますが、伝道は、こちらのほうがはるかに困難です(日本人である妻にとってもです)。人々は忙しすぎます。そして心を開いてくれません。日本が「宣教師の墓場」という、ありがたくない呼び名で知られる国の一つであるのも、理由のないことではありません。

もちろん例外はあります。日本でも豊かに実を結ぶ伝道の働きはあります。神をほめたたえます。特別な賜物を与えられた宣教師もいます。しかし例外は、私たちの経験が裏づける原則をむしろ証明しています。まだ福音を聞いていない日本人に福音を届けたいのなら、日本に来るよりも、今いる場所にとどまるほうがおそらくよいのです。

2. 長い目で見ると、日本での影響力は、期待するほど大きくないかもしれない。

日本は、外国人とその考えを、複雑で繊細な形で受け入れてきました。19世紀半ばの明治維新以来、日本は公式に、西洋のやり方を意図的に取り入れる方針をとってきました。しかしその「取り入れ」は、決して丸ごとではありません。常に日本流への「適応」を伴ってきました。「和魂洋才」という考え方です。日本人が外国人の持ってくるものを受け止めるときのあり方を、この言葉はよく言い表していると思います。

日本の宣教師は、物事が自分の期待どおりに進まないことに、しばしばもどかしさを覚えます。彼らの提案は、辛抱強く検討されたようでありながら、静かに棚上げされてしまうのです。

その理由は、宣教師の「やり方」が、たいていは「外国の」やり方だからです。日本人は、日本のクリスチャンも含めて、それに少なからず警戒心を抱きます。日本の教会は、欧米の教会の多くとも(共通点のある韓国の教会とも)、文化的に大きく異なります。外国の考えは、礼儀正しく耳を傾けてもらえるかもしれませんが、合わないとなれば、「外国のものだから」と片づけられてしまいかねません。

驚かれる方もいるでしょうが、宣教師が日本の教会のリーダーたちに、いつも歓迎されるわけではありません。場合によっては、日本人のリーダーよりも資格が足りず、献身の度合いも低いと見られることがあります。そして、どんな場合でも、日本人のリーダーに比べれば、文化への感覚は鈍いのです。

このため、日本での働きは、ときに泥の中を進むように感じられます。英語だけ(あるいは韓国語だけ)の殻にこもって、ここで述べたような問題を避けることもできます。あるいは、周りの意見などお構いなしに、自分の計画を押し通すこともできます。しかし、もしそれが自分の意図であるなら、宣教師として日本に来ることが本当に自分に合っているのか、考え直したほうがよいでしょう。

さて、これが、宣教師として日本に来るべきでない二つの理由です。

でも、話はここで終わりではありません。ここまで述べたことを踏まえてもなお、日本に来るべき理由があります。次の記事をお楽しみに!

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